新聞休刊日

今日は新聞休刊日。
ちょっとWikipediaの「新聞休刊日」の項目を見たら
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E8%81%9E%E4%BC%91%E5%88%8A%E6%97%A5
肝心なことが書かれてないので、ここに書いておく。

2002年までは新聞休刊日は各月1日、年12日だったのだが2003年から年10日になって、休刊日のない月が年に2ヶ月有るようになった。

何故休刊日が減ったのかだけど、2002年の春に産経新聞が「産経新聞は休刊日を無くします」という公告を行ったのが発端。これを承けて読売新聞・朝日新聞等各紙も次々と休刊日全廃の公告を出し、一旦は休刊日全廃で全紙が合意した。ところがこれに反発したのが各紙の販売店連合会で、休刊日全廃など冗談じゃないと本社を突き上げ、結局本社側と販売店側との話合いで年2日減らして年10日にするという事で決着した。

1992年頃から労働基準監督署の勧告もあって各新聞社が販売店に対して週休制実施を求めるようになり、2002年頃には有力紙の販売店は大体週休制が行われていた。それで、どうせ週休制で交代で休めるのだから休刊日は不要だろうという判断が本社にはあったようだ。ところが毎日のような競争力の弱い社の販売店では代配要員を手配する余力がなく今なお週休制になってない所も多いので休刊日の廃止は死活問題という事だったようだ。